CONCEPT
CONNECTING LEAVES TO LIVES
その葉が世代をつないでいく
美味しい新鮮な野菜が、人々の人生をみずみずしく彩る毎日。
天候への不安や重労働を和らげ、生産者がより豊かに暮らせる毎日。
AIやロボティクスの技術革新によって、そんな日常を地域や世代を越えて分かち合えるようになりました。
新たな農業『Techno Farm™』では、天候など外的環境に影響されず、高品質な野菜の安定生産を実現。
さらに自動化栽培によって、生産性の向上と作業の標準化を両立しました。
目指したのはどこでも、誰が扱っても美味しく生産できるプラットフォーム。
持続可能な社会の実現に向けて、『Techno Farm™』が世界中に芽吹きます。
BACKGROUND
SINCE 2006
道なき道をゆく
異常気象や水不足、世界的な人口増加や、過剰な農薬散布の問題。
先進国における農業従事者の高齢化や減少など、農業を取り巻く環境は過酷さを増していました。
一方で収穫量がコントロールしきれない側面から、価格の高騰や値崩れが生じ、
ときに大量の廃棄が発生することも事実。
自然と農業のバランスは、繊細なものでした。
まだ「大規模植物工場事業」が非常識だと言われた2006年。
スプレッドの研究はマンションの一室で始まりました。
その約1年後、亀岡プラントで大規模生産をスタート。
しかし「太陽を浴びていない野菜」の販売は不調で、レタスの収量も不安定でした。
そんな中、天候不順などによって野菜が不足し値上がりした際にも、一定の価格で、安定した品質のレタスを世の中に絶やさず供給し続けたことがきっかけとなり、その仕組みと品質が徐々に評価されていきます。
その後も数々の試行錯誤を重ねた結果、やがて、97%という驚異的な生産の歩留まりを実現し、2013年にはこれまで困難だと言われ続けた黒字化を達成。
毎日2万1千株のレタスを日本中の食卓へ届けてきました。
そして、磨き上げたノウハウに技術革新を加え、大規模植物工場は、次世代型の『Techno Farm™』として歩み始めました。